夜泣きとは

「夜泣きで寝不足なの」「うちの子夜泣きが酷くて」など、小さいお子さんをお持ちのお母さんで、夜泣きについての悩みを持つ方は非常に多いことでしょう。ですが、夜泣きについては、意外と誤解されている方が多いのも事実です。夜泣きとはいったいどのようなことなのか、お話していきましょう。
夜泣き=子供が夜中に泣くこと、これは間違いです。まだ月齢の小さい赤ちゃんは、昼夜関係なく、授乳やミルクで2〜3時間毎に泣きます。オムツが気持ち悪かったり、暑かったり、寒かったり、寂しかったりといった時でも泣きますよね。このように、理由があって泣いている場合は、夜泣きとは言わないのです。夜中に原因もなく突然大泣きが始まり、その大泣きが止まらないという状況を夜泣きと言うのです。
自分自身も眠りについている時間に泣かれるのは非常に大変なことなので、その大変さも重なって「夜泣き」と判断してしまうことも多いでしょう。ですが、お腹が空いているのか、オムツが気持ち悪いのか、具合が悪いのかなど、赤ちゃんが泣くだろう原因を一つずつ確認していってあげると、意外にも泣き止むことが多いのも事実です。赤ちゃんは、言葉か話せないので、泣くことで自分の状況を表現するしかありません。ぜひ、そのことを忘れないであげて下さい。

夜泣きの原因

夜泣きの原因については、詳しい研究があまり進んでいないため、はっきりとしたことが分っていないのが現状です。ですが、夜泣きの原因と考えられている要素はいくつかあります。代表的なものをいくつか挙げてみましょう。
夜泣きの原因の一つ目として「環境の変化」が挙げられます。帰省や旅行などで普段と寝ている時の環境が変わった時に、夜泣きをすることがあるようです。赤ちゃんは環境の変化にとても敏感だということの表れなのでしょう。
夜泣きの原因の二つ目として「昼間の興奮状態」というものが挙げられます。いつもよりもたくさん遊んだ、人といっぱい会ったなど、いつも以上に楽しくはしゃいだ状態があった時にも、夜泣きをすることが多いようです。
夜泣きの原因として挙げた二つには「いつもと違う」という共通点があることがわかるでしょう。環境の変化を含め、何か普段と違ったことがあったというのが、夜泣きの原因の一つと考えられているようです。
この他にも、赤ちゃんは大人と比べると夢を見ることが多く、怖い夢や不安になるような夢を見たとき、夜泣きをするのではないかとも考えられています。
ただし、夜泣きの原因として気をつけたいのが、急な発熱など、病気が要因となって泣き出すこともあるということです。夜泣き=病気ではないので、敏感になる必要はないのですが、こういった要因もあるということを覚えておくといいでしょう。

夜泣きは肺の運動

夜泣きを含め、赤ちゃんが泣く行為は、肺の運動をしている時でもあるのです。夜泣きの場合、何をしても泣き止まず夜泣きをしている原因がわからないものなのですが、泣くことで肺の運動をしているのだと考えれば、納得がいくママさんもいるのではないでしょうか。
赤ちゃんが生まれてきたときの産声は、はじめて肺呼吸をした証拠だというのは皆さんが知っていることでしょう。お腹の中ではしていなかった肺呼吸を、生まれた瞬間からやらなければいけないのですから、泣くことで肺に空気を送り込むのはとても大切なことなのです。
大人は胸郭を広げての呼吸を自らコントロール出来ますが、その呼吸を赤ちゃんは泣くことで行っているのです。また、赤ちゃんは大人のように、歩いたり運動したりといった活動でエネルギーを消費することができません。そのため、赤ちゃんは「泣く」という運動によってエネルギーを消費しているのです。
これらの役割を、夜泣きを含めた「泣く」という行為で、赤ちゃんは体を整えようとしているのです。訳もなく泣くのが夜泣きだから仕方ないと短絡しているママさんも、訳もなく泣く夜泣きに、しっかりと役割があることがわかれば、気持ちの整理も出来るでしょう。ぜひこの役割を心に留めて、温かい気持ちで夜泣きを見守ってあげましょう。

夜泣き